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１９８８年 まいは誕生しました。 ２７００グラムと小さめでしたが、元気な赤ちゃんでした。 歩くようになってから、近所の公園にも通いました。 ちょうど同じくらいの子供達がたくさん来ていて とてもいい環境でした。 でも まいはブランコをずっとこいでいたり、 木の枝に座ってじっとしてたり 周りの子と関わることがありませんでした。 これは性格かな？ 言葉が少ししか出ないけど 歌やＴＶには楽しそうに真似たりしてるし 急に話し出す子もいるから大丈夫かな? 不安な思いとそれを否定することが 私の中で何度も繰り返されて やがて３歳が近づきました 「ぽっぽの部屋」へ 言葉もほとんど出てこない 相談に乗ってもらいたくて 幼児通所施設の面接の予約をしました。 面接を受けると、すぐに通うように進められました。 お弁当を持って週五日 まいは先生に触れられると泣き、 散歩と言えば歩くのを嫌がって泣き 泣いてばかりでした。 こんなに嫌がっているのに 無理に参加させていいのかな、 とも思ったときもありました。 それに、この頃の私は 「まいはいつか話すかもしれない」 と、心の中で期待していました。 やがて まいがたくさん話し始めました。 それは、意味のない同じ言葉の繰り返しでした。 同じ頃 知能検査も受けて 自閉的傾向のある知的発達遅滞と診断されました。 すこし時間がかかったけれど まいが障害を持つことを私も受け入れて まい自身も通所施設のお遊戯や散歩を すこしづつ楽しめるように変わっていきました。 目次へ |
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